スピーカーの設置場所とリスニングポイント(背後壁からの距離等々)<B&W802D3>

久しぶりのオーディオ・ネタです。
昨年(2016)夏に導入したスピーカー(SP)B&W802D3ですが、今春、アンプとCDプレーヤーをAccuphase製品に買い替えて、試行錯誤を重ねてきました。

(最大の難問とも言える「SPの設置場所」)

●この難問は皆さん悩んでおられるでしょうし、永遠の課題かも知れません。
まず、「部屋の制約」(広さ、形状、縦・横・高さ、内装の材質、構造、家具等々)というどうしようもない問題があります。それとウチのようなリビング兼用の場合は、「家族との折り合い」というものも避けられませんね。
●このSPの導入当初は、付属説明書の記述(背後は最低50cm以上)に従って、背後壁から50cm程度に設置しました。
このSPの大きさ(奥行)は半端でない(約60cm)ので、当初はこれが精一杯の距離でした。
でも、これだと、音場感が専門店のリスニングルームで聴いたのとまるで違う(良くない)のです。
良くないのは、まず奥行き感。左右の広がり感はそれなりにある(当初のSP間隔:約2.8m)のですが、オーケストラの管楽器群などの奥行き感、定位感が良くありません。

また、当初のリスニングポイントは、付属説明書の記述に従って、「二等辺三角形」の頂点を意識していました。
でも、これだと、オーケストラの管楽器などで「深みのある実在感」がいまひとつなのです。
このSPについては、たくさんの方がブログ等で書き込みをしておられますが、「正三角形が正解」という方も多いようです。
「二等辺三角形」だと、「正三角形」と比べてSPからの距離は遠くなりますから、その分、部屋の反響や屈折音の影響(殆どの場合は悪影響?)が強くなり、音が「濁る」ように思えます。
また、録音年代や録音技師の好み(?)、レーベルなどにより様々でしょうが、オーケストラ曲では、「SPでの再生聴取点は、正三角形の頂点とする」を意識して録音設計(モニター)されたものが多いのではないでしょうか。
であるのなら、「正三角形が正解」というのも肯けます。


そんな訳で現在は、
・「SPの背後壁から100cm」(画像ご参照)
・「SP間隔:220cm」
・「SPの両サイドは壁面から120cm」
となっています。

特に、背後壁からの距離を50cmから100cmにした変化(改善)は大きく、オーケストラの管楽器群の実在感、定位感などはとても魅力的に変貌しました。
また、僅かに奏でられている楽器に気づくこと(ハッとする)がしばしばです。
勿論、専門店の調音された広い試聴室(SPの背後壁はズっと後ろ)には敵いませんが、それに近づいた感はあります。
なお、所謂「中抜け」の音場にならないように、SPは少し「内振り」にし、リスニングポイントは「ほぼ正三角形の頂点」にしています。
画像


(リスニングポイントの「高さ」も難物)
これも難物で、とても悩ましいですね。
昨年、知人から教えて頂いたPCソフト(フリー)を使っているのですが、リスニングルームの寸法、内装材質、SPの設置位置、リスニングポイント(含む高さ)等を入力すれば、その部屋の音響特性(シミュレーション)がグラフで得られます。
このシミュレーションはかなり信頼できるもので、音響チェックCD等を再生して聴いた結果と良く符合しています。

画像1の設定の場合、60HZあたりの凹みはこの程度で収まるのですが、この場合、「聴取者」(リスニングポイント)は床から0.84m(84cm)となってしまいます。これはこれは実用的には低すぎます(私の身長だと低めの椅子でも耳の高さは100cm近くになります)し、SPは100cm超の高さがあり、床から84cmでは良好な音場は得られません。
<画像1>
画像



画像2の設定の場合、少し高めの椅子だと、耳は床から110cm位になり、かなり良い音場感です。
でも、グラフのとおり、60~70Hzあたりの凹みが酷いのです。
<画像2>
画像


この「高さ」による低域の変化は大きいのですが、導入以来、B&W802D3の低域再生については不満(「重低音の深い沈みこみ」や「量感」が不足)が解消せず、様々な試行錯誤を重ねていますが、道険しといったところです。
この不満は、ウチの部屋の音響特性からくる宿命的なものもありますが、専門店の良く調音された試聴室で聴いても、同様な不満を感じます。

以上、現況を記してみました。






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

  • メガネオタク

    はじめまして。
    時々覗かせて頂いてます。今でもサラウンドやられてますか?
    色々大変そうですね。部屋のど真ん中は定在波の影響が大きいんでしょうねえ。私なら部屋を横使いして三角形をもっと大きくしますが、多分諸事情があって出来ないんでしょうね。それにしても20畳の部屋と802D3とは羨ましい限りです。
    2017年11月11日 17:21
  • シェルティーのパパ

    メガネオタク 様
    コメントありがとうございます。
    Philewebサイトに書いた私の日記もご覧になったかもしれませんが、
    ●恐らく部屋のど真ん中は良くはないのでしょうね。
    先代のSP(インフィニティー「ルネサンス90」)の頃は、家具の配置が現在と少し違っていて、色々なリスニングポイントでしたが、低域の不満は大きかったです。
    「私なら部屋を横使いして三角形をもっと大きくします」は貴重なご意見ですが、試したことはありません。(というか、リビング家具の配置や、家族との折り合いからまず不可能です)
    ●Philewebサイトは、そこに日記を書くとレスを沢山頂けるので、私にとっては有難い存在です。
    http://community.phileweb.com/mypage/entry/4637/20171106/57555/#cmTop
    ●確かに「20畳の部屋と802D3」ではあるのですが、それを活かしきれていないと思っています。
    まあ、「道楽」そのものですから、今後も色々試して愉しむつもりです。
    2017年11月11日 18:48
  • シェルティーのパパ

    メガネオタク 様
    追伸です。
    ●サラウンド・マルチ(SACD)機器は、現在「休業中」です。SACD(CD)プレーヤーとしてアキュ製品(当然ながら2ch専用機)を導入しましたが、もうひとつのSACD(CD)プレーヤー(DENON製で、アナログのマルチ出力付)はアンプとの結線は温存しているものの「休業中」です。
    ●メインSPのB&W802D3と、センター&リアのSPが余りにグレード(というか質感)が違うので、マルチ再生音に違和感を感じてしまいます。
    ●このブログの初期の頃は、熱心な「SACDマルチ信者」だった私ですが、これからマルチを再構築する暇も(予算も)ないし、リアSP(B&WのAV向けSP)が天井埋込なので、リビングの制約上(意匠上)、おいそれと他のものに替える(要リフォーム工事)という訳にも行きません。
    ●でも、N響や来日オケ番組、WOWOWのMET(オペラ)のサラウンド(5.1ch)などは、構わず、現状の5ch&サブウーハで聴いています。
    こうした場合、LIVE映像に熱中することもあり、上述の違和感は忘れてしまいます。(音だけに傾聴するSACDのマルチだと、違和感を感じやすいというかもしれませんね)

    2017年11月11日 22:22

この記事へのトラックバック